新型コロナで社会隔離中のホーチミン市内の様子

最終更新: 4月17日

これまで、ベトナムを行き来してビジネスを行っておられた方にとって、今回の新型コロナのパンデミックによってベトナム入国が出来なくなった事は大きな打撃となっている事でしょう。


私の会社でも3月以降にサポートする事になっていた様々な案件が延期、またはサポート内容が変更になってしまい、私自身もその大きな影響を感じています。


4月1日よりベトナム政府は社会隔離を宣言し、国民の自宅待機、不要普及の外出制限を行っています。また、やむを得ず外出する時にはマスクの着用を義務付け、万一着用していない場合は処罰される事もあるとの事です。


バスやタクシーなど、公共交通システムもストップされ、ほとんどのショッピングセンターや飲食店、ジム、美容室といったライフラインに関わらない業態に関しては営業停止がなされており、ホーチミン市の中心地は閑散としている状況です。


新型コロナの影響で閉鎖されたホーチミン市のバスターミナル
いつも日本人や観光客で賑わうレタントン通りもこのとおり
ベンタイン市場もほとんどの店が休業状態。人の出入りはない。
グエン・フエ通りも人はまばら
ドンコイ通りも空きテナントが続出
行列が出来ていたユニクロ1号店も休業中

スーパーやコンビニ、薬局などは通常通り営業しており、品物も十分にあるので幸いな事に生活自体に事欠くものはない状態です。


写真を見て頂ければ分かるように、今回のコロナ対策においてベトナムはこのウイルスとの戦いに打ち勝つために、たとえ自分の身を切ってでも本気で立ち向かっています。ベトナム全体のコロナ感染者は1億近い人口がいながら、いまだに267人、死者は0人(4月15日現在)というデータが発表されており、この数字が確かだったとすれば、感染源だった中国の隣国でありながら驚異の成果を上げている事になります。


ベトナム保健省による新型コロナ(Covid-19)の新規感染者と回復者に関するデータ


赤い線が新規感染者の数で、青が回復した人数。新規感染者よりも回復者数が圧倒的に上回り、収束の方向へ向かっている。





日に日に感染者が増加し、既に数百人もの死者が出ているにも関わらず、あくまでも要請だからと言って外を出歩く人々、「インフルエンサと変わらない」と新型コロナを甘く見ている人、そんな日本の様子をニュースで見ていると、ベトナムとの大きな違いを感じます。


もちろん、考えるべきはウイルスの事だけでないので、ベトナムと日本のどちらが良いとか言うつもりは全くないのですが、ひとり一人がウイルスを正しく恐れ、しっかりと危機管理能力を持って行動する事が大切なのではないかと感じています。


社会隔離が始まり間も無く4周目に入ろうとしていますが、ベトナム国内ではコロナの収束が近づいているとの前向きな見方もあるのか、特にローカルエリアでは普通の生活に戻り始めています。 飲食店もテイクアウトや宅配などによって上手く対処しているようです。お店の人たちに聞いてみると「もちろん影響は大変だけど、今は何とかやるしかない。早くコロナの影響を終わらせるために頑張るしかない!」そんな気持ちで取り組んでいる様子です。


ローカルエリアの様子。意外と人もおり、経済活動も動いている。

ベトナム人は非常にオンオフの激しい国民性で、平常時はゆったりオフ状態と言う感じですが、本当に危機が迫った時には急にオンスイッチが入って、全体が一眼となって問題に取り組んでいく、そんな面白い特徴を持っています。今回のコロナ対策においても、そんな国民性がよく表れているのではないかと感じています。


いずれにしても、ベトナムもせっかく収束の方向に向かっているので、引き続きクラスターが生じない事、また日本や他の国々においても1日も早い新型コロナ終息と、全世界が安心して暮らせる、そのような社会の実現を心から願うものです。


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#ベトナム #新型コロナ

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